タニラック皮膜塗布実験

銅屋根の特徴でも述べたように、全て銅板で葺いてある屋根は酸性雨の影響は無いのですが、
瓦の雨水が下屋や庇 に直接落ちる場合、また瓦の谷には対策が必要とされます。

直接落ちる部分が、酸性雨や瓦内の化学成分で変色している
谷には雨水が集中するのでその影響が著しい

そこで我が家のベランダにこのような実験装置を設置しました。
2005/10/30 最下部が新品の銅板 2007/2/18 雨 新品の銅板が既に変色している
右1/3の皮膜剤を塗布した部分は色が変わらない

正面からの色変化を見るとこうなります。

2005/10/30
右側1/3に皮膜剤塗布直後

剥がした銅板の瓦の雨水が落ちた
→部分にも塗布してある

2007/2/18 晴れ
塗布した右側部分だけツヤがあり色が
濃く見える。
→部分は周囲と比べて目立つ!
2007/2/18 雨
塗布した部分としない部分との色の
濃さが変わらなく見える。

皮膜剤を塗布した部分は、晴れていると周囲に比べて色が濃くなってしまう事がわかります。
ただ谷の中は狭く、瓦の陰にもなるのでこの程度色が濃くなるのはそれほど気にならないと思われます。
実際に谷の中全てに塗布したものが下です。

瓦の谷、塗布前。
雨が落ちる所が赤く変色している。
左の色が濃い部分は瓦の影。
タニラック塗布後。
全体に艶が出て、色が濃くなっている。
使用した銅板保護材「タニラック」
長い歴史のある銅製品メーカーで
耐久性は既に実証されている。


瓦の雨水が落ちる部分にだけ塗布すると目立ちますが、これが目立たないようにつや消し剤を入れたり
周囲の部分の色にあわせた色素を混ぜる(周囲の銅板の緑青形成過程に合わせて3種類くらいの色調は欲しい)
とか、まだ開発の余地はあるようです。
ただし瓦の谷の場合、何もしないと最悪の場合穴が空きますから、早いうちに保護材を塗布するべきでしょう。

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